「主語は子どもたち」「見えない力が見える力を支えている」
子どもたちが発表会を通して、様々な育ちを育み、一人一人が達成感と充実感を味わえるように、保育者と子どもたち、子どもたち同士で何度も何度も対話し、イメージを膨らませながら、一つのものを創っていく喜びを感じれるように過ごしてきました。子どもたちのイメージが様々な表現を生み、背景や衣装、振り付けになっていきました。
劇で遊ぶたびに変わっていく子どもたちの心情や意欲、態度。そして、子どもたちの発想にいつもワクワクしながら、子どもたちとともに楽しんできました。発表会の劇遊びで見せる子どもたちの姿からは、自立心、自律、想像力、創造力、豊かな感性と表現力、…一人一人の育ってきた力が見えます。そして、楽しみながら表現する嬉しさや喜びが一人一人から伝わってきます。友達が傍にいる安心感、いつも傍で見守ってくれる先生、家庭で応援してくれている保護者、様々な人に支えられながら、その中で生き生きと表現を楽しむ子どもたち。人は人と人との間で成長していきます。生きることを感じ、そして自分の周りの世界を自分で意味づけていきながら、分かっていく、知っていく、学んでいくことを子どもたちから教えてもらっています。
「子どもの主体性を大切にしていく」日々の保育の中で自分の気持ちや友だちの気持ちを伝え合い、互いの良さや苦手さを認めてきました。子ども同士が対話し、保育者と子どもたちで対話していきながら、園生活を過ごしています。互いを尊重し、「自分たちの生活をよりよく豊かにしていこう」と一人一人が考え、保育者と子どもたちと試行錯誤しながら、保育をしています。「答えがない」時代の中で、互いを尊重し他者と協力することは、今後の人生においても重要になってきます。今子どもたちは、多様性の中で遊びと生活を通して学んでいっています。
今後とも「あかるくたくましくかんがえる」人と関わる力、自分を信じやり遂げる力、気づき考えて行動する力、探求する力、命を大切にする心を培っていきたいと思います。「子どもたちの幸せのために」日々子どもたちと共に様々なことにチャレンジし、子どもたちを信じて共に成長していきたいと思います。まだまだコロナ禍で大変ではありますが、今後とも和田幼稚園の活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。