劇団さんぽさんによる「オオカミくんのパン」を観覧しました。(年中・年長)
劇団の方が表現する表情、動き、言葉‥。
様々な動物たちが登場し、動物たちの特徴を捉え、
帽子と声と動きで表現する劇団の方。
劇団の方たちが創る世界に子どもたちは、引き込まれ、
「笑い」「悲しみ」「楽しみ」「寂しく」なったり、
オオカミくんの気持ちになったり、さまざまな感情に出会っていました。
「自分の好きを見つけ、他者と協力していくオオカミくんの姿に生きる力を感じました。」
「オオカミくんのパン」
【あらすじ】
ある森の中に、肉が食べられないオオカミ君が住んでいました。
みんなと少し違うオオカミ君は、仲間達から”のけ者”にされます。
お母さんは、そんなオオカミ君に大好きなパンの作り方を教えました。
美味しいパンを焼けるようになったオオカミ君は、一大決心をします。
「ぼく、パン屋さんになる! 自分でやってみたいんだ」
不安と期待に胸に大きな森へ進んで行くと、 野ネズミに出会い一緒にパン屋を作ることに! たちまち森の中に美味しいパンの匂いが広がり、お客さん達がやって来ます。
しかし、オオカミを見るとみんな逃げ出してしまいました。
【脚本・演出の想い】長島 宏
昔話に出てくるオオカミは、強く、ずる賢く、意地悪…。 それは、人間の勝手な思いこみです。オオカミだって色々なのがいて良い。豊かな個性が、優しさや強さ、生きる力を生み出します。みんな違っていいんだよ。だからひとり一人の命が素晴らしい。こんな時だからこそ、違いを乗り越えつながっていく!文化芸術にはそんな力があると思います。
(劇団さんぽさんのHP・『「オオカミくんのパン」ちらし』より)